便秘 朝食 排便

朝起きたらご飯を食べよう!排便活動を活発にしよう

規則正しい排便の習慣を身に着けて便秘を解消しましょう。そのためには決まった時間に朝食を摂ることです。食事内容や個人差もありますが、食べたものは口に入れてから12時間から24時間後には大腸の下行結腸まで送られます。

下行結腸では半固形の便ですが、その先のS状結腸に達すると固形の便になります。S状結腸は直腸の一歩手前で、直腸に便が入ると、トイレに行きたくなる状態になります。

下行結腸やS状結腸にたまった便は大蠕動(だいぜんどう)と呼ばれる収縮運動によって一気に直腸まで送られます。

この大蠕動は1日に数回しか起こらないんです。特に起こりやすいのが朝食後1時間くらいの間なんです。このリズムを逃さずに上手に利用すると便秘とは無縁の生活を送ることができます。

夜9時過ぎは何も食べないようにと言われる理由

健康診断の前日など夜8時以降はとか9時以降は何も食べないように注意されます。何故かと言うと、この時間までに食事を済ませておくと、翌日の検査時間の頃には胃が空っぽになって検査が行えるからなんです。

夜遅く食事をすると、翌日気分が優れないのは、胃の中に未消化のものがあるからなんです。夕飯はなるべく早く食事を<済ませておけば翌日はスッキリしています。/p>

胃の中が空っぽの状態で、朝食を食べると、空っぽだった胃が膨らみます。この膨らみが刺激となって、胃から結腸へ信号が送られます。結腸は反射的に収縮を始め、便を直腸へ送り出そうとします。

食べた後にすぐに便意をもよおす方はこの反射に敏感ですが、便が出てスッキリするなら問題はありません。むしろ反射もなく便意も一向に起きない方が問題です。

普段から朝食を摂る習慣があると、この反射が大蠕動を促して排便へと繋がります。ただ、この大蠕動の動作は短時間で終わってしまうのです。胃腸が消化吸収活動に入るため蠕動運動が抑えられてしまうのです。

排便のタイミングを逃すと通勤電車で苦しくなる

朝食を摂ることで、胃・結腸反射が起こり排便に繋がります。朝食を摂らないと言うことは、1日数回あるかないかの大蠕動のチャンスを逃してしまうと言うことです。

朝食を摂らないと、腸を動かすきっかけがないので大蠕動が起こるタイミングが後になる可能性が高くなります。排便をもよおしてもタイミングが悪いと我慢しなければならないときもあり、結局その日1日排便を1回もしなかったなんて事になるかもしれません

この様なことから、便秘になってしまうかもしれません。朝食を摂って排便をするといく基本的な生活を送れるようにすることで便秘になりにくい状況を作り出してください。

朝食を摂ってトイレに行く時間を確保するために、出掛ける1時間30分前には起床するのが理想ですが、実際には無理ですよね。

朝早く起きなくても大蠕動を活発にする方法もあります。まず、前日の夜遅くに食事はしないようにしましょう。朝起きたときに胃が空っぽな状態を作りましょう。

朝起きて朝食が取れない時は、コップ1杯の水を飲みましょう。寝ている間に失われた水分補給と同時に、胃・結腸反射を誘発します。これにより大蠕動が起こります。朝が弱い方や、朝食が食べられない方はこの方法でも十分です。

一般的には1日三食が推奨されていますが、科学的根拠はないそうです。人によっては1日二食でもいいそうです。とにかく大蠕動を誘発することで排便活動が活発になります。

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